任意整理の背景

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唐突ですが、皆さんは任意整理という言葉について聞いたことがありますか。昨今は時世を反映してか、この任意整理という言葉をニュースやインターネット等のマスコミ、媒体を通して耳にする機会が増えたようにも思えます。任意整理って何のことやらわからない、という人も少なくないかもしれません。任意整理という言葉ではイメージが作りづらいという方もいるでしょうから、債務整理という言葉で置き換えましょう。債務整理と聞けばそれが一体何なのかは恐らく皆さんの大半にも想像がつくことでしょう。この任意整理は一般的に債務整理とも呼ばれています。その名の通り、例えば莫大な借金を抱えて返済が非常に困難になった人が、一定の手続き、段取りを経て借金返済額を減額、整理し、そして借金を返済できる範囲内にまで減額、整理した後、各債権者に対し改めて返済を続けていくという方法です。借金整理の方法としては幾つかの方法がありますが、任意整理とはそうした数ある方法の中の一つなのです。
先に書いたように、最近は任意整理という言葉を耳にする機会が増えました。そうした現象は、やはり昨今の不景気と深く関係があります。振り返れば日本は戦後、実に長い期間にわたって経済成長を続けてきました。所謂「神武景気」「岩戸景気」等といった言葉に代表されるような高度成長を経てきました。その間勿論不景気、成長の鈍化といった現象も出現しましたが、基本的には好景気が長く続き、その合間にわずかに短い不況がやってくるというサイクルをまわっていました。今でも語り継がれる1964年の東京オリンピック、それに1970年の大阪万博といったビッグイベントはまさに日本の高度成長を体現する存在であり、当時の多くの日本人に夢と希望を与えたことは言うまでもありません。あれから半世紀近くが経過しようとしていますが、現在でも当時を懐かしく振り返る人は少なくありません。当時はまさに社会の成長期であり、生活において夢を見ることができる時代だったと言えます。日本人に特有の勤勉さも後押しし、働けば働くほど収入が増えて生活が日に日によくなっていました。そして夢も間もなく現実の世界に実現していました。こうした高度成長は1973年のオイルショックを境に終わりを告げたと言われますが、その後も日本は順調に経済発展を続け、80年代に入ってますます経済発展を遂げます。そして80年代に入るわけですが、この頃はいよいよアメリカが射程圏内に入り、アメリカを抜き去って日本が世界一の経済大国になるとも言われたものでした。ですが空前の好景気はいつしかバブル経済と呼ばれるものに変貌し、そして皆さんもご存知のように突如としてバブルが弾けることになります。バブルが弾けた後の90年代、日本は「失われた10年」と呼ばれる、嘗てなかった程の長い不況の時代に入ります。21世紀に入り、ようやくその困難から抜け出して明るい光が見えかけたというとき、2008年のリーマンショックに端を発した百年に一度とも呼ばれる世界同時恐慌によって、日本経済は再び谷底に落ちることになります。あれから間もなく2年になろうとしていますが、日本経済は現在もその影響から抜け出せない、苦しい状況にあります。


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最終更新日:2017/9/21